コロナ禍で開催された2022年3月6日の東京マラソン2021について、自分のレースを振り返ります。
レースが終わってから早いものでもうすぐ1ヶ月となります。開催判断が下されたときは、ぶっちゃけ「え、やるの!?」という感じでしたが、結果的に開催されて良かったと思っています。
新型コロナウイルスの影響で数多くのマラソン大会が中止や延期に追い込まれていた中で、国内最大のマラソン大会が市民ランナーも含めて開催されたことは、マラソン界にとって大きな前進だったことでしょう。
そんなレースに参加できたことは自分にとっても貴重でした。
では早速内容に入っていきたいと思いますが、まず始めに、東京マラソン2021ではコースが一部変更になっています。
確か工事の影響だったかと思いますが、レース序盤に通常飯田橋方面へ向かうところを直進して、上野方面に進むコースに変更されていました。
個人的には、このコース変更は良かったです。秋葉原から上野広小路手前の中央通りは直線で走りやすかったです。
当日のコンディションとスタート時の様子
天候は晴れ。朝の気温は5℃くらいだったと思います。寒の戻りで前日と比較してかなり寒いと言われていたため、気温は気になっていました。
レインコートを2枚ほど用意していましたが結果的に1枚で問題ありませんでした。ランナー受付の地点まで、京王新線の辺りの地下道を通って行って、ギリギリまで体を冷やさないようにしました。
ランナーエリアには、本当にゴミ箱はなし(^^;)事前に用意はしないと明言されていましたが、多少は用意されているかなと思っていましたが、本当に設置されていませんでした。
私はAブロックに8:40頃に整列しました。当然前の方ではありませんでしたが、サブ3後半でのゴールを目標とする自分には問題の無い位置にだったと思います。
号砲前に防寒用のレインコートやポンチョなどは回収されませんでした。私はスタート直後の沿道に待機してもらっていた身内にパスできたので特にストレスはありませんでした。
今までの東京マラソンでは、ランナーの待機エリア付近で給水給食を取りながらも、レース前の緊張と雰囲気を楽しむような感覚がありました。しかし、今回のコロナ対策をされた東京マラソンではそんな雰囲気は全くなし。ランナー受付で消毒、検温、持ち物チェックを受けたらそのままスタートエリアに直行するような感じでした。
号砲から10km
スタートは例年と逆方向です。今回で東京マラソン3回目となりますが、さほど違和感なく走れました。
歌舞伎町を通り過ぎ、4kmほどで高低差のある下り坂。序盤なので坂を下りきった後のペースコントロールは必要ですが、ここでしっかりと貯金を作っておきたいところ。
自分の場合は想定通りスピードに乗って走ることができました。下りのペースは3:35/kmほどだったかと思います。
その先、通常は飯田橋駅を右折する所を、もう少し先の水道橋駅東口を右折。神保町を経由して秋葉原、上野方面へ向かいます。
11km〜20km
秋葉原〜上野間の中央通りは直線でとても走りやすかった。風が強かった分ロスはありますが、こっちを通常コースにして欲しいくらいです。
その後、神田から日本橋を通って浅草方面へ向かいます。
ペースコントロールに気をつけながら軽快に走っていくと浅草の名所、雷門が見えてきます。この辺は風にの影響はそんなに受けませんでした。
雷門を折り返し。東京の観光名所です。2021年大会は応援自粛が呼びかけられていましたが、かなりの人がいました。観光客なのか応援客なのかは分かりません。
その雷門を左手に見ながら折り返していくと20km地点になります。
21kmから30km
この辺りまでは、フラットなコースが続き心拍数もいい具合に安定してくる頃合い。快調に飛ばして走れます。
この先、隅田川をわたり清澄、門仲方面へと進みます。川を渡る橋では多少アップダウンがあるものの、ビビる必要はなし。焦らずペースキープで行きます。
この辺はやや風が強くなりました。中間付近で精神的にもきつくなりがちです。風景を楽しみながら乗り切ります。冨岡八幡宮を折り返して再度隅田川を渡っていきます。この隅田川折り返しの坂が1番勾配があるような気がします。無理して足を使わないようにコントロールしました。
30kmからゴール
蔵前付近に戻ってくるといよいよ30km地点。練習不足のランナーさんとはこの辺で差がついてくるでしょう。自分は心拍系は大丈夫でしたが、脚に疲労を感じ始めていました。
この先は東京マラソンの醍醐味の一つ、銀座の街中を走れるのでそれを楽しみに頑張ります。私自身もこの辺でやや足がきつくなってきました。
36kmの増上寺付近で足がつる感じがありました。レース展開としては想定よりもややハイペースで走ってきたのでペースを落としてコントロール。痙攣の兆候は治りました。
次は田町での折り返し。例年は品川方面まで走るんですが、序盤のコース変更で今年は手前折り返しとなっていました。過去に東京マラソンを走っている自分としては精神的に助かりました。品川までの直線距離が少しきついんですよね。
ラスト3km地点で今度は逆の左足に痙攣の兆候が。さらにこの日1番の強風を感じながら進みます。目標タイムは問題なさそうなのでペースを落としつつ足を休めながら進みます。
あとは痙攣を起こさないように祈りなが気合いで走ります。痙攣の兆候が現れたら無理せずペースダウンすることが大事ですね。あと、できれば塩分と水分を摂取することです。
そして、なんとか自己ベスト更新タイムでゴールできました。
ゴール後のランナーの誘導
ゴール後は、もちろん例年のような盛り上がりはなく、手洗い場を通り過ぎてマスク着用、袋に入った参加賞を確実で受け取りそのまま帰宅です。
ランナーは基本的にそのまま駅へ向かわせるよう、地下鉄方面へ案内されましたが、この辺は結構緩くスタッフの目が届かないところでは、正規ルート外で帰って行くランナーもいました。
まとめ
総合的な感想として、気候的なコンディションは風が強くあまり走りやすくはなかったです。気温は暑すぎずよかったです。
運営に関しても、難しい状況の中でボランティアの皆さんがしっかりとサポートしてくれていた印象です。ボランティアの皆さんにはいつも感謝。
東京マラソンはやっぱり走っていて楽しいー!また、次回参加できる事を願いながら練習を続けていきたいと思います。